何だか判らない掲示板が掛かっていますが、興味があれば見て下さい。
1 内容
現象による事実だけを意識するのではなく、本質を捉(とら)えて真理を認識しなければ、行動や方法等に誤謬(ごびゅう)が生じる。
2 解説
劇作家・小説家
岸田国士(きしだくにお)
(1890~1954)
は、
自分のことしか考えられないものとは、自分がまったく見えなくなっているもののことである。つまり自我の意識のみあって自我の認識を欠くもののことである。
という名言を残しています。
ものの見方・考え方は、「自我の意識」で行動せず、「自我の認識」で行動することが大切である との教えです。
・自分だけの薄っぺらい行動をしない。
・常に相手に対する認識で行動を起こす。
そうした考え方を発展したのが掲示板の教えです。
とかく人は、外見だけで「好き嫌い」等を意識しがちですが、その本質をしっかり見据えたうえ真理を認識してから行動するのが良いと思います。
また、岸田国士の言葉には、次の名言もあります。
一人では何も出来ぬ。
しかし、まず誰かが始めなければならぬ。
(岸田国士)
それは、自我の認識で行動しようとする前向きな考え方だと思います。
3 目にするもの、全てが奇跡
私は、生きていることが奇跡だと考えています。
当然、生かされている事に感謝して暮らしています。
そして、自分を知るのに「当たり前」を自負してはならないと思います。
反(かえ)って不自由さの方が、真実を見極める有り難さや認識に長(た)けている気がします。
世の中は、自分一人で生きている訳ではありません。
生きる尊さに感謝の念が大切です。
自分を知れば、相手も知ることができる。
相手を知るには、まず自分を知ること。
奢りがあると真理が見えては来ない。
懐古庵主
4 追記
眼を閉じよ。
そしたら お前は見えるだろう。(サミエル・バトラー)
※参考資料
(株)ティーケイ出版
深澤徹也発行「座右の銘」
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