玄関前の庭を少し模様替えしました。
1 はじめに
懐古庵の玄関前には昔から槇の木がありました。
最近、その幹を切って背丈を低くしたところ枯れてしまい切り倒すことになりました。
その為、裏庭から石碑を1つ移動して庭の模様替えをしました。
2 名句碑の配置
切り株は瓦で覆い、手前に石碑を置くことにしました。
場所が表側で目に付く場所なので、メッセージ性の強い
日々是好日
※[にちにち これ こうにち]
又は[にちにち これ こうじつ]
の名句碑を配置しました。
この石碑の言霊(ことだま)は、唐代の名僧[雲門文偃禅師(うんもんぶんえんぜんじ)]の有名な禅名句で、「来る日も来る日も穏やかでよい日が続くこと」に対する禅の教えです。
3 碑文内容
この石碑については、令和3年9月13日のブログ「日々是好日の石碑」で紹介していますので御覧下さい。
日々是好日
ー 心を乱さない ー
時の流れに良いも悪いもない
人の思いが、そうさせているだけ
いつもが最良の日である
騒がしき日常にこそ
ゆるぎない心の静寂をつくり
しっかり自分と向き合い
苦を苦と思わない姿にこそ
心の平静を保ちつづける
心の修行がある。
雲門文偃禅師の名句より 謹記
4 おわりに
ネガティブな考えに囚われると心は雑念に蝕(むしば)まれる。
よって、思い込みを正しく律する必要がある。
時の流れに良いも悪いもない。
人の思いが そうさせているだけ。
良い事ばかりの人生などはない。
人間万事「塞翁が馬」
禍福は、あざなえる縄の如し
心を洗い清めて、余計な考えや悩み事に煩(わずら)わされず、穏やかな心を育むのが良い。
そして、心豊かに暮らし愚痴をこぼさず、
『いつもが最良の日である』
と思い、明るく・楽しく生きるのが良い。
この碑文の意味を噛みしめると心が軽くなるので是非御覧下さい。
懐古庵主
※参考文献
小学館発行、夢・同人著
現代名僧墨蹟集「いのちの言葉」
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