花言葉が〝初恋〟の木、ヤマツツジ(白花)を懐古庵の庭に植えました。
1 はじめに
前回のブログでは、青春時代に良く聴いたヒット曲、 村下孝蔵の「初恋」やマイペースの「東京」を紹介しました。
そして、村下孝蔵の名曲「初恋」にちなんで〈花言葉「初恋」の樹木は何か?〉調べてみたところ「白ツツジ」であると知りました。
その為、白ツツジの木を『懐古庵の庭に植えたい』と思い、色々 探したものの見つからず仕方なく、自宅側にあった白ツツジの枝を切り挿し木作りをする事にしました。
しかし、やはり挿し木からでは育成に何年もかかる為、もう一度 園芸屋さんを回って探す事にし、その結果、ようやく白花のヤマツツジを見つける事ができました。
2 ショーウインドーの展示物
懐古庵では、道路に面した縁側を「えんがわギャラリー」としてショーウインドーに利用しています。
最近、ショーウインドーの展示物を見て来店して下さるお客様が増えてきました。
少し前まで飾っていた陶器の〈おかめひょっとこ人形〉や〈カッパの夫婦人形〉は、通行人の目にとまり購入されました。
その為、追加として招き猫を幾つか展示しています。
古民家の独特な趣きに興味を持って、突然、ご来店下さるお客様もいます。
その為、懐古庵の表側には、色々楽しい工夫が施されています。
幟(のぼり)旗を立てる場所も少し変えています。
3 台風対策
年々地球温暖化に歯止めが掛からず、夏には列島各地で猛暑や豪雨などの異常気象が続き、毎年災害が発生しています。
9月8日金曜日、台風13号が静岡県に上陸しそうであった為、雨戸を全部閉めて台風への備えを行いました。
これから先、古民家を維持して行くには大変な状況です。
7月・8月には、室内温度が30~34度もあり、9月になっても朝から30度超えの日々が続いています。
トタン屋根のため、2階に上がれば暑さに耐えられない程の猛暑になっています。
安全対策に問題が生ずれば、当然、古民家を維持するのも限界です。
きっと、トタンの温度を計れば、驚く程の熱さに達していると想像します。
今年は、ハワイの山火事で大災害になった映像を何度もテレビで見て、切実な思いにもなりました。
幸い今回の台風は勢力もそれ程強くは無く、暴雨風域も伴わない程ですから雨戸を閉めただけでした。
4 おわりに(仏知見とは)
懐古庵を訪れるお客様の中には、たまに負のイメージ〈陰気くささ・怖さ〉を持たれる方もいます。
人の想いは様々ですが、心に心配事や不安がある時には〈誤った想い〉に執着する事も有り得ます。
日蓮宗では、法華経の要文を集めた教えに「欲令衆(よくりょうしゅ)」というお経があります。
そのお経文の最初の方に「仏知見(ぶっちけん)」と云う言葉が4回出てきます。
度々使われる言葉には、必ず重要な意味が秘められています。
仏知見とは、「物事の本質を見極めて、正しい道へと導く仏の智恵」を云います。
つまり、妙法(法華経)を意味する言葉であるとされています。
「人の想い」と云うものは、見ることが出来ません。
しかし、人が生きた証し〈想い〉は、感じ取る事が出来るものです。
古民家と云う建物からも、美術・工芸品からも、昔の人が使った道具からもー
懐古庵では、そうした「人の想い」を感じながら、文化の素晴らしさや先祖への感謝の念を大切にして行きたいと思います。
誤った想いに執着せず、仏知見(仏の智恵・正しい想い・物事の本質)を顧みてー
懐古庵主
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