今回は、難解な崩し字で書かれた高尚な達磨額を紹介いたします。
1 はじめに
何が書かれているのか?さっぱり判らない達磨額を譲っていただきました。
古文書に詳しくはないため、正確には言い切れませんので先にお断りしておきます。
今時のAIの力を借りながら調べた結果、高尚な祝意が書かれた額だと判明しました。
2 崩し字の解読
智徳力行(ちとくりっこう)
新家門案康(しんかもんあんこう)
了園(りょうえん)
ではないか? と思います。
「案康」については、あまり自信がありませんが、当てはまる漢字として私なりに判断した次第です。
3 内容説明
(1)「智徳力行」とは
知恵と徳を磨き、
何事にも精一杯努力して実行すること
つまり、個人の内面を磨き、それを実行することを説いた
不撓不屈(ふとうふくつ)
自己研鑽(じこけんさん)
に対する教えです。
(2)「新家門案康」とは
新しく構えた家、またその一族・家族が、
〇 安らかで健康であること
〇 平和で穏やかであること
つまり、家庭の平和と安泰を願う言葉であり、
一家の繁栄・家内安全・無病息災・厄除け
を願う祝辞です。
(3)作者「了園」とは
特定の歴史上の巨匠と云うよりも、こうした縁起絵(墨画)を専門に手掛ける絵師や監修者の名としている者ではないか? と思います。
4 おわりに(結論)
この額は、新築祝いや新たな家庭を持つ者に対して、祝意の気持ちで送られた物ではないか? と思います。
よって、懐古庵ではこの額を、
個人の修養と家庭の幸福を願う格調高い達磨額
として掲示しています。。
古民家ギャラリー懐古庵
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