先日、台風対策のため雨戸を閉めました。
懐古庵では、周囲の戸をサッシ戸に改装してあり、台風の時には雨戸もしっかり閉めて警戒しています。
先日の8月7日夜、台風10号が本州南方海上を通過したので、雨戸を全て閉めました。
雨戸を閉めた古民家の姿にも味があります。
結局、台風は大分離れた所を通過し、風の影響が殆どありませんでしたが、これからの季節には、古民家にとって台風への備えは欠かせない課題です。
東側には、昔ながらの雨戸が3枚あります。
以前、雨戸の傷みが激しかったので大分修理をしてあります。
南側の廊下には、後から改装したベニヤ製雨戸が8枚あり、全て防腐剤で塗装を施し、強い台風の時には角材で固定できるよう工夫されています。
南西側の廊下にも3枚の雨戸があります。
やはり、大分傷みが激しかったので表面をベニヤ板に改装した後、防腐剤で塗装してあります。
西側中庭の3枚雨戸も昔ながらの物で、傷みが大分激しく補修するのに苦労しましたが、何とか修復してあります。
この雨戸にも防腐剤を塗装しました。
北側の2階窓にも雨戸が4枚あります。
この雨戸も修理して出し入れが楽に出来る為、台風の時には閉めておくと安心です。
愛着を持って古民家を維持するには、自ら補修する工夫もしなくてはなりません。
自分で修理困難な箇所については、古民家再生を手掛けて下さる「静岡民家の会」の方々の協力を得て、今日の姿を維持する事ができています。
本当に感謝に堪えません。
上記の画像は、自宅の物置「中の間」の入口大戸(蔵戸)です。
また、上記の画像については物置「東の間」の大戸です。
この物置の大戸は明治中頃から130年余り、幾多の暴風雨にもビクともせずに耐えてきました。
(懐古庵は、築大正11年の古民家です。)
※古民家を少しでも長く残すことは苦労も伴いますが、老後、地域に少しでもお役に立てればと願い維持しています。
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