疫病被害に負けず、頑張ろう日本!
困難を克服し【栄光】を掴み取る「前向きな姿勢」の形象化。
当庵が所蔵する「ローマ戦車」をお楽しみ下さい。
(この戦車の説明)
この「ローマ戦車(レプリカ)」については、昨年、ブログで紹介したとおり、台風シーズン前に分解して物置に保管していたものですが、この度、懐古庵のガレージに運び出して展示しました。
グーグルで「ローマ戦車」→「画像」を検索すると、このローマ戦車の画像が上位に表示されています。
中には
「こんなの、本当に有るの?」
と思われる方も有ろうかと思い、再び皆様に楽しんで貰うため、展示することにしました。
「ローマ戦車」を展示したガレージは、古民家ギャラリー懐古庵の南西奥です。
道路から見ると、敷地の奥に正面を向けて置いてあるので、ひと目では何だか判らない人が多いかも知れません。
車輪は、荷車用の特大車輪を使っています。
この車輪を譲ってくれた方から、
「此れは富士宮の人穴地方で、木材を運搬した大型荷車の車輪だった。」
と聞いています。
この様な極希にしか手に入らない貴重な特大車輪が手に入った事から、その時、映画「ベンハー」の戦車競技で有名な馬4頭立て「古代ローマ戦車」の製作を思い立ちました。
映画「ベンハー」を見る限り、実際の「ローマ戦車」の車輪はこれ程大きくは無く、一回り小さいものの、分厚さがあって頑丈に出来ている様に見えます。
荷車用車輪には、戦車用の分厚い車輪が見当たらず『この特大車輪なら代用出来る』と思いました。
太古の資料が手元に有る訳ではないので、映画「ベンハー」のビデオを何度も巻き戻して確認し、人との比較から車体や車幅のサイズを割り出して、寸法取りを行ないました。
しかし、完成後に判った事ですが、遺跡「ローマの道」に刻まれた轍(わだち)痕から、車幅の長さが同一の様で、私が製作した「ローマ戦車」の車幅が十数センチ程大きかった様です。
ところが、車輪サイズが少し大きめで、車幅サイズが若干オーバーしたのはバランス上やむを得ず、戦車にも色々な型があり許容範囲だと考えています。
製作中、困難ばかりに直面し、妙案も浮かばずに断念せざるを得ない状況に置かれましたが、この作品に無心で取り組んでいる時には、ネガティブな時も嫌なことを忘れて、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
気付けば完成までに、10年もの歳月が過ぎていましたが、この「ローマ戦車」は私の一番の宝物になりました。
(おわりに)
映画「ベンハー」では、主人公のジュダ・ベンハーが戦車競技に勝利し、大観衆の中を「ローマ戦車」に乗って颯爽と行進する、クライマックスの場面が目に焼き付いています。
古代ローマ時代には、戦に勝利した将軍の凱旋行進に、華々しく「ローマ戦車」が使われたことから、当庵にとって「ローマ戦車」は、
人生の困難を克服し、
栄光を掴み取る勇気と勝利の象徴
でもあります。
今年開催された東京オリンピック・パラリンピックでも、その様な感動的場面が沢山ありました。
この「ローマ戦車」を各種イベント等でご利用の際には、貸し出しも可能です。
搬出が大変なので県内に限定しますが、楽しい一時が演出できると思います。
皆様の地域を応援致します。
「頑張ろう、日本!」
懐古庵主
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