毎週、土曜日・日曜日には「楽しい昔のお宝、掘り出し物市」を催しています。
1 はじめに
古民家ギャラリー懐古庵の向い側には、明治中期(明治20年頃)の建築物と推定される物置(納屋)が、今でも残っています。
この物置は、元々、高さ30㎝位の石組みで底上げされた横8軒の珍しい建物で、東の間が「道具部屋」、中の間が「蔵」、西の間が「隠居部屋」に分かれています。
私は、地元の資料等から『明治中頃の建物ではないか?』と推定しており、更に、今は亡き母親から「明治25年生まれの方から、その人が幼少期に既に物置があった」と云う話しを聞かされて来ましたが、場合によっては私の推定よりも古い、江戸時代後期に建てられた物置の可能性すらあります。
古民家ギャラリー懐古庵の土日「掘り出し物市」は、その「西の間」で行っています。
2 懐古庵前のイベントスペース
土日の「掘り出し物市」は、懐古庵独自のイベント企画として実施していますが、人通りや車の交通量が少ない場所であって、且つ、認知度も未だ低いことから、立ち寄る方も殆ど御座いません。
その為、やはり地道に継続して行くしかないと考えています。
店舗前のイベント用スペースにも商品を並べておりますが、私共としては、たまたま通り掛かりの方から、
「あっ、こんな所で何か面白い事をやっているなぁー」
的な感覚を持って頂けたら幸いです。
その内、ちょっと気になった方が次第に増えて行き、
「ちょっと立ち寄ってみようかなぁー」
「そうだ!あそこに、古い乳母車・大甕(かめ)・昔の竹で編んだ箕(み)・荷車の車輪・色々な傘立て等があったなぁー」
等々、認知度が広まって下されば幸いです。
3 歴史好きの母子さんの御来店
先日、50代くらいの母親と歴史好きの高校生の息子さんが、御来店下さいました。
最初、息子さんは、「一度見学したかった」と云うお母さんに連れられて、渋々来た様子でしたが、応対した妻の話しでは、「次第に興味が湧いてきて目が生き生きしてきた」との事でした。
お母さんは、2階の甲冑を見て「霊感を感じて怖い」などと云って抵抗が有る様でしたが、息子さんは大変興味を持った用でした。
実際、2階の展示室には、雑兵甲冑を何体も並べてあって迫力があります。
脇侍の仏像にも迫力があって、霊感を感ずる方には刺激が強すぎるかも知れません。
しかし、先日観覧して下さった男性客の方は、帰り際に、
「2階には驚いたなぁー。甲冑が良かった-。」
と云って下さいました。
(※お断り、2階は撮影禁止です!)
直接御来店のうえ、秘宝をお楽しみ下さい。
但し、霊感を感ずる方には、刺激が強すぎる場合も御座いますのでご承知下さい。
4 貸し教室(和室1間)の予約募集
貸し教室については、8畳和室1部屋分のスペースが利用可能です。
ご利用の際には、使用状況に合わせて配置換えも可能ですので、ご安心下さい。
尚、作品の展示や個展等、イベント予約などが御座いましたらご連絡下さい。
5 おわりに
前回のブログ(10月31日付け「ビジネススタイルの改善」)でも報告しましたが、古民家ギャラリー懐古庵では、11月1日から資料館(古民家ギャラリー)としての本来の事業を指向するため、「古民家アートギャラリー」に力を入れて参りたいと思っています。
その為、以前のビジネススタイルを変更して「美術工芸民芸品展示コーナー」を設けて展示内容を充実させ、11月1日より入館料(観覧料)を値上げする事に致しました。
(入館料について)
・高校生以上の大人は、500円。
・町内にお住まいの方及び、小中学生の小人は、200円。
・小学生未満の乳幼児は無料。
ご理解とご協力をお願い申し上げます。
懐古庵主
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