ガラクタからの宝物。

 ガラクタの殆どは、壊れて汚れ、埃塗れで放置されています。

1 はじめに

 古民家ギャラリー懐古庵のホームページを閲覧下さり、心より感謝申し上げます。

 そのホームページの中で一番人気がある物が、実は私がブログで「ガラクタの主流品」として紹介した或る物です。

 そして、2番目に人気の品物も実は、ちょっと意外な物です。

 懐古庵では、お客様からの色々なアドバイスを参考にしながら、日々、改善を繰り返して努力しています。


2 懐古庵で人気がある物

(1)昔のトイレの手洗器

[昔のトイレの手洗器]については、

 2020年10月26日付け

  「昭和のトイレの手洗器」

のブログで紹介しています。

この記事の閲覧数が一番多い様です。


(2)昔の脱脂粉乳容器

 更に[昔の脱脂粉乳容器]について

 2020年10月12日付け

  「昭和レトロの脱脂粉乳容器」

のブログで紹介しましたが、この記事が、手洗器の次に多く閲覧されている様です。


3 展示物の修復と庶民目線の展示

(1)展示物の修復

 たとえガラクタでも大切に修復すれば、魅力ある物へと蘇ります。

 上記写真の行灯類は、お客様から大変に評判が良く魅力ある品物ですが、殆ど修復の手が入っています。

 1階和室に展示していますので是非御覧下さい。


(2)庶民目線での展示と多様性

今までにお客様から、懐古庵について

庶民目線での多様性に魅力がある。

暖簾は敷居が高く、くぐりにくい。

外に荷物が置かれていれば、立ち寄りやすい。

など、色々と参考になる御意見を頂きました。

 また、高価な物ではありませんが、壊れて汚れていても、昔懐かしい物への愛着があれば修復し、再び蘇らせるところに喜びを感じています。

 表側が殺風景で暖簾だけ掛かっていても、敷居を高く感じて入りづらいのは確かです。

 最近、外側に商品を並べ、『どの様な店なのか』知って貰う様にしたところ、通り掛かりの方から関心を持たれている様子が判る様になりました。

 懐古庵の人気が、[昔のトイレの手洗器]や[昭和レトロの脱脂粉乳容器]にあるのは意外ですが、大変参考になる要素だと考えています。

 お客様に対して上から目線の展示ではなく、「庶民目線の展示」と「展示物の多様性」に親しみや魅力を感じて頂けたら幸いです。


4 おわりに

 今から30年程前、私は昔の荷車に愛着を持ち、自宅近郊の古道具屋などを何軒も回って見ましたが、もはや何処にも見つけることは出来ませんでした。

 近くで、納屋に保管しているお宅があったので、売って貰おうと交渉したところ、

「好きで所持しているので譲れない。」

と云って断られたりもしました。

 最初に手に入れた荷車は、富士宮で店を出していた古物商の方から購入した「小型荷車」でした。

 それが今では、6~7台を保管するまでになりました。

 1台を探すのに、どれだけの苦労が必要かは、既に30年も昔に経験していることです。

 現在、古い納屋に置きっ放しでいる家などは殆どありません。

 大切に保管してきたお宅(コレクター)にしか眠ってはいない筈です。

 懐古庵の展示物の多くは、今では何処にも見当らず、時代から忘れ去られたガラクタばかりですが、素敵な宝物に蘇ってお客様をお迎えしています。

             懐古庵主

 










 

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