目(瞳)は口以上にものを言う。
1 はじめに
視線は、言葉と同じ大切なコミュニケーションです。
気持ちを伝える手段は言葉のみにあらず、無言でも気持ちは通じ合うものです。
普段、気にしてはいないと思いますが、目(眼差し)は言葉以上に心を表現するものです。
人は、自分に対して真っ直ぐで美しい眼差しを向けてくれる人に対しては、『きっと好意を持ってくれている人だろう』と本能的に感じます。
2 良い写真の条件
言葉以上に気持ち(心)を表現するのが「眼差し力」です。
良い写真を撮るには、写す側が被写体に対して真っ直ぐな感動を向けることが大切です。
すると、その被写体から真っ直ぐにカメラを見つめる「美しい眼差し」が向けられて良い写真が出来上がります。
3 素直になる
「真っ直ぐで美しい眼差し」とは、邪念の無い純粋な瞳(素直な眼差し)だと思います。
素直とは、
・他人の言うことを逆らわずに受け入れる様子
・変な癖や奇妙さが目立っていない様子
を意味します。
素直になるには、余分な事を考えず
①額面どおりに受け止める
②猜疑心を持たない
・理屈で深読みしない
③今やるべき事をする
・小さな事を疎かにしない
・面倒くさがらない
それらが条件だと思います。
また、素直は感謝や礼儀とも同類です。
人は、素直に相手を思いやり、譲り合うスマートな生き方が大事で、自分には厳しく周囲への気配りが必要です。
・邪気は駄目、陰徳を積む。
・頭より心が大事。
・頭の良いのを出さず、心を出す。
心が正しければ、必ず助けてくれる人が現われる。
4 人は見た目が9割、しかし
言葉は、僅か7%の情報しか伝達できていない、と云われています。
他の9割余りが非言語コミュニケーション、つまり、見た目(外見の威力)です。
・性格が合うか、合わないか。
・気が合うか、合わないか。
はフィーリング、つまり、「見た目」です。
美人や二枚目男性に対する一目惚れこそ、言葉では無く「見た目」(外見の威力)です。
しかし、見た目が美人でも目つきがキツい人は好かれませんし、見た目が美男子でも目つきや雰囲気が悪い人は幾らでもいます。
真っ直ぐな眼差しは、疑いの無い心です。
人は、心に邪念(邪気)があれば眼差しに現われ、それを相手は、フィーリングで敏感に感じ取ります。
瞳は、言葉以上に雄弁です。
5 おわりに
今回、名言名句や美辞麗句よりも「真っ直ぐで偽りの無い眼差し」を記事にしようと思いました。
私が今までブログで記事にしてきた「伝えたい言霊」は、大方、反映出来たと満足してはいるのですが、今回の記事は書き残してきたテーマでした。
相手に頭ではなく心で伝えるには、偽りのない「真っ直ぐな眼差し」を向けねばなりません。
余分なことを考えず、自分から先に真っ直ぐな瞳(ひとみ)が向けられる様『出来たら良いな』と考えています。
この年になると、瞳を見れば相手の心が大方判る様な気がします。
懐古庵主
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