水盤に鑑賞用の石を置けば、優雅に山水景を楽しむことが出来ます。
1 はじめに
懐古庵では、水盤や盆栽鉢の在庫が沢山あります。
店頭に置ききれないので、収穫用コンテナで2箱分の商品を軒下で保管しています。
最近では、盆栽や水盤の花生けを床の間に置いて楽しむ文化は少なくなりましたが、小さな空間に自然の山水景を再現して楽しむのは、優雅な趣味でもあります。
2 石と水盤
石にも色々あります。
「路傍の石」から「高価な宝石」まで様々ですが、楽しみ方も宝石を身につけて優雅に見せる楽しみ方ばかりではありません。
浜辺で拾った石を使ってさえ、幾通りもの楽しみ方があります。
懐古庵では、店頭にて6~7点の原石を販売しています。
鉱石の知識などは全く有りませんが、その内の一つに紫雲石の様な天然石があったので、水盤に白い小砂利を敷いて水石(すいせき)として鑑賞してみました。
この様な遊び方は、素人感覚で良いと考えています。
若干 不釣り合いですが、小砂利の上に貝殻を置けば、磯の香りがしてきます。
唯一無二の水石こそが、自分と向き合う贅沢で楽しい時間になります。
3 石そのものを工夫する
庭先のガーデンテーブルの上には、もう一つ違う原石を展示しています。
ピンク色の綺麗な原石「ローズクォーツ」ですが、石そのものの魅力を生かしてキャンドル用の穴が空いているためキャンドルスタンドに使えます。
また、その穴の上に玉石を置いたり、飾り石としての用途は様々です。
4 おわりに
表側の庭には3脚のガーデンテーブルが置かれており、そのテーブルの上に人目を引く商品が配置されています。
常連のお客様が云うには、
「最初、懐古庵が何の店なのか分かり難く、ガーデンテーブルに置かれた古物品を見て『ここは、骨董品の販売もしてそうだ』と思い、暖簾をくぐって立ち寄ってみた」
との事で、お客様の目線から
「やはり庭先に商品が展示されていた方が入りやすい」
とのアドバイスを頂いています。
その為、懐古庵では、庭先展示場を店の顔として重視しています。
これからも展示方法に工夫を凝らしながら続けて行きたいと考えています。
懐古庵主
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