今回は、「人生感意気」について記事にしました。
1 はじめに
最近、古民家ギャラリー懐古庵では美術・民芸品コーナーに
「人生感意気」
と書かれた板を掲示しました。
これは、非常に良い教えなので、是非、次の世代の人にも知っておいて頂きたいと思います。
2 「人生感意気」とは
人生感意気は「じんせいいきにかんず」と読みます。
(出典)
唐詩選(唐時代の詩選集)第一巻
魏徴(ぎちょう)の詩「述懐」より
人生感意気 功名誰復論
(人生 意気に感ず 功名 誰か論ぜん)
SNSで色々調べたところ、大筋次のような内容です。
(現代語訳)
人は他人の意気に感じて努力するものであり、金銭や名誉欲のためにするのではない。
(意味)
人は相手が前向きで意欲がある態度であれば、それを感じて心と心が触れ合うものです。
そのような触れあいから行動するものであれば、結果は問わないものです。
(解釈)
人間は相手の心意気に感じて行動(努力)するものであり、最善を尽くして納得のいくことが大事で、金銭や名誉のためにするものではない。
これは、リーダーに必要な要素の一つ エモーショナル(やる気・意気込み・情熱)の大切さと、結果に拘(こだわ)らない前向きな姿勢 を教えにしたものです。
3 結果に拘(こだわ)らない
ー前向きな姿勢ー
相手の気持ちに寄り添わず、自己の損得勘定(都合の良し悪し)に走れば先読みしがちになる。すると、自分の感情に囚われ消極的な気持ちが湧いてくる。
効率とか慎重さを考えると協力などしない方が楽には違いない。
しかし、結果に拘り行動しない不実な姿勢は、唯の言い草にしか聞こえず足手まといにしか成らない。
先読みして躊躇したり、余分なことを想像して二の足を踏んではいないかー
結果に拘(こだわ)っていると中々前には進めない。
やる気・情熱が湧き、思い立ったら余計な事を考えず、迷わず直ぐに行動する方が良い。
4 おわりに(諸法実相)
事実そのまんま時は流れる。
「将来どうなるか」とか「先のことが心配」などと、そんな人間のちっぽけな悩みや心配、喜怒哀楽などの感情に関係なく、事実そのまんま 時は流れる。
過去でも未来でもない。
やる気・意気込み・情熱は、結果に拘って先読みすれば不安や悩み、心配事などが沸き起こり、前向きな姿勢が損なわれてしまう。
(古民家ギャラリー懐古庵)
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