　古民家ギャラリー懐古庵は、築大正１１年の古民家を保存し昔の生活道具を展示している資料館（アートギャラリー）です。

　私は、若い頃に民俗学に興味があり博物館学芸員の資格を取得しました。そして、以前から抱いていた夢を実現させる為、定年退職後に１年７ヶ月を費やして自宅前の古民家を修理し、令和元年１１月懐古庵を開業しました。

　資料館とは言うものの、法人施設ではないことから博物館とは言えず、趣きこそ違えどもアートギャラリーと云う表現が一般的なのかも知れません。しかし、職種のカテゴリーが何で有れ、他には囚われない類い希な唯一無二の施設である事に変わりはありません。

　所謂、生活文化を通してアカデミックやカルチャーを楽しめる場所にしたいと考えています。

　一時期、８畳２間をコミュニティースペースに利用していましたが、その後、美術工芸品売り場として商品が増えて行き、最近では、懐古庵が目指した本来の活動が出来ない状況になっていました。

　その為、今後の事業展開について再考した時、今の状況では、

　・古民家の良さを生かせていない。

　・商品が多すぎて資料館の魅力に欠けている。

との思いから改善の必要性を痛感し、８畳２間の改善に踏み切りました。

　そして、再び原点に立ち戻り資料館の魅力を発信する場所にする為、イベント等を企画することにしました。

　正月から８畳２間の商品を少しずつ整理し初め、ようやく小規模ながら展示会など可能なスペースを確保することが出来ました。

　昨年１２月、懐古庵では

　・ホームページの見直し（修正）

　・ベイス・ショップ（ECサイト）の廃止

などを行いました。

　更に、特別な商品（古物）については、ホーム画面「お知らせ」欄で簡略に紹介し、その他の商品も極力ビジネスプロフィールやホームページで紹介することにしています。

　その上、本年度の事業として８畳２間を活用して絵画・古書・新聞号外等の「展示会」を企画し、更には庭先を活用して農具・荷車等の展示も期間限定で企画する予定です。

　古民家ギャラリー懐古庵は、富士市まちの駅ネットワークの一駅「古民家ギャラリー懐古庵駅」として活動しています。

　少しでも富士市の観光資源を担える存在になれる様、精進して参りたいと考えています。

　　　　　　　古民家ギャラリー懐古庵

2025.01