戦後生まれの方には感動の逸品です。
懐古庵の常設展示コーナーに置いてあります。既にお爺ちゃん・お婆ちゃん世代の人から一度は聞いた事があると思います。昭和20年代から40年代頃まで学校給食で使われていた脱脂粉乳容器です。
戦後の貧しい時代、日本はアメリカとユニセフから脱脂粉乳などの食料援助を受けて学校給食に提供されました。今ではスキムミルクと言われ、スーパーでも販売されて、お菓子や料理作りに利用されているようです。
私は、昭和30年生まれの65才になる白髭の好々爺(気持ち理想)ですが、小学校の給食でこの牛乳を飲んだ記憶があります。
ところが、中学校生活では給食を食べた記憶が無く、何故か、クラスメイトとお昼休みに母親の手作り弁当を食べた記憶しか浮かびません。
隣の席の子のお弁当には、いつも沢山のお肉が載っていて羨(うらや)ましく思ったのばかりが記憶に残っています。
或いは、中学校の時には未だ給食が始まっていなかった可能性もありますが、なにぶん最近では記憶も曖昧なことが多くなり想像で言うのは控えています。
この脱脂粉乳容器で給食を食べた記憶は、50才過ぎ位の人に有ったり無かったり、地域の学校事情でさまざまです。
懐古庵で所蔵する此の様なマニアックな昭和レトロの懐かしい物は、『あまり現存しないのでは?』と思います。
懐古庵のブログでは、最近、石碑に関する記事が多かったのですが、本業のレトロな資料にも目を向けて、少しずつアップして行こうと思います。
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