オリジナル商品「卓上名句碑」を試作しました。
当庵では、オリジナル商品として「卓上名句碑」を12個ほど製作しました。
展示場所を屋外の道路に沿った「憩いのスペース」に設けてあります。
道路近くに置かれた乳母車の上に「卓上名句碑」を置き、奥側のブロック塀の前に「道標」を展示しています。
道行く人が、賑やかな展示物等を見て足を止めたり、小学生位の生徒達が通り掛かりに覗きたそうな会話をして通り過ぎて行きました。
当庵としては、大変嬉しい限りです。
散歩中の高齢者が足を止めて覗いている時には、極力こちらから声を掛け、少しでも気楽に立ち寄って頂ける様に心掛けています。
「卓上名句碑」の種類は、禅語から選んだ行書体の横文字に適した名句で、3文字から4文字を7種類選びました。
(内容説明)
〇看脚下(かんきゃっか)
「脚下を看(み)よ」
足下をしっかり見て生き方を正しなさい。
〇思無邪(おもいよこしまなし)
「思い邪(よこしま)無し」
思いに邪念も偽りもなく純真なこと。
〇不動心(ふどうしん)
何事にも動じない強い心・精神。
〇莫妄想(まくもうぞう)
「妄想(もうぞう)する莫(な)かれ」
思い込みや固執せず、無心に成りなさい。
〇安心立命(あんじんりつめい)
運命を悟って心安らぎ、動じないこと。
〇喫茶去(きっさこ)
「さあさあ、御茶でも召し上がれ。」
と、分け隔て無く相手をもてなす心得。
〇動中静(どうちゅうのじょう)
慌ただしい日常にも「心の平和」を保ち、
いつでも何処でも冷静で居ること。
販売価格は、1個850円(税込み)です。
製作日数にセメントの乾燥期間など1週間近くかかり、大量生産しない限りは採算が合わないと思います。
しかし、購入して下さる方が居れば、手の空いた時間にボチボチ製作して販売しようと考えています。
また、禅名句の読み方や意味については、「説明チラシ」も用意してあります。
ガーデンテーブルの上に「喫茶去」の卓上名句碑を置いてみました。
「さあさあ、気楽に御茶でも召し上がれ。」
という感覚で一休みして下さい。
この「卓上名句碑」については、庭に置かれた石碑の代わりに、老後でも製作可能な商品として考案した物です。
一昨日の閉店間際、散歩中の高齢女性が2人、懐古庵の庭を見て沢山の名句碑に感動して下さいました。
懐古庵の庭に配置する石碑には、製作期間を半年費やした作品もあり、石の粉塵を吸わない様に防塵メガネと防塵マスクで完全防備し、猛暑の中でも一日中、汗だくになって根(こん)を詰め製作したのを覚えています。
ルーターを3~4台壊したり、使用したダイヤモンド・ビットの数は、数え切れない程です。
人気の石碑を欲しがる方も居りましたが、私も高齢になり体力と気力の衰えを痛感しており、今ではモチベーションが湧いて来ないため石碑製作は難しく、その反面、手頃なサイズや価格で製作可能な「卓上名句碑」ならば販売できると考えています。
(おわりに)
先日、マスコミのインタビューに応じた小池都知事が、オリンピックに対して我々の「ミッション」という言葉を使っていました。
私の中で「ミッション」という単語には、宇宙の研究者達がよく使う素敵な響きがあり、壮大で偉大な事業への挑戦的イメージがあるのですが、その単語の訳は「使命」です。
当庵にとって、地元の方との交流やおもてなしは、営業より感謝の気持ちが強く「ミッション」(使命)に相応しい感覚があるので印象に残りました。
(ちょっと大袈裟ですねー?)
しかし、私としては、この先、懐古庵のビジョンや課題に対する挑戦でもあるため、小池都知事が発した「ミッション」という単語には共感を覚えました。
※人生の幸せは、人との交流・親切・楽しい一時(ひととき)にあり、当庵としては、少しでも「明るい地域作り」にお役に立ちたいと考えています。
0コメント