ニーチェの名句碑

窮乏に耐えるだけでなく、それを愛するのが超人である。

今回のブログでは、哲学の巨匠ニーチェの名言を紹介いたします。

フリードリヒ・ニーチェ

 (1844年~1900年)

 19世紀、ドイツの哲学者。

(石碑の説明)

素材は大理石、当庵南の庭に配置しています。

 ニーチェの晩年は精神を病み、大学教授を退いた後、在野で活動する。

 その実存主義哲学(人間の実存を中心に置く哲学)は、後に非常に多くの哲学者へ影響を及ぼす。

 精神を病むまでに追求した哲学的思考には、何処か惹(ひ)かれるものがある。

 その独特な名言こそ、深い洞察力の賜(たまもの)であり、どれもが鋭い指摘で感銘する。

 石碑に刻んだ名言の意味は、現状がどんなに苦しくても

  「足(たる)を知る者は富む」

との考えに共通し、

  「現状を満足すれば苦しさも半減する」

との考えである。

 人生とは、逆境を逆手に取るのも考え方次第であり、厄介な難題でも楽しむ心が有れば苦にはならない。 

 人生には、良い事も悪い事も色々あるが、それらを楽しんでこそ喜びである。

 D・カーネギーは、「たとえ、甘いミカンではなく酸っぱいレモンであったとしてもガッカリせず、レモネードを作ればマイナスがプラスに変わる。」と言っている。

(おわりに)

 私には、ニーチェの次の名言こそが人間の本性を現わす鋭い指摘だと考えています。


 地球は皮膚を持っている。そして、その皮膚はさまざまな病気を持っている。その病気の一つが人間である。

         ニーチェ





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