一休禅師の名句碑

よもすがら ほとけのみちを たずぬれば

わがこころにぞ たずねいりぬる 

一休禅師:室町時代、臨済宗大徳寺派の僧


(碑文内容)

石碑は大理石で北側の庭に配置しています。

「よもすがら」とは、「夜通し」の事。

夜通し仏様の生き方を考えていたら、

我が心にこそ仏様の道があると悟りました

の意。

 以前、「仏心」の石碑のブログでも触れていますが、仏教思想では、執着心・妄想・迷い等の邪念を清めて

 本来の自己(仏性)に気付く事が悟り

である と言います。

 つまり、仏心(悟り)とは

 「本来の自己(仏性)に気付く心」

を云います。

(次世代に伝えたい道徳理念)

 私達が実社会で生きる事は、静かな環境で坐禅を組む「小禅」ではなく、騒々しい俗世間にあって心の平静を保つ禅修行「大禅」なのです。

 気候変動による災害、価値観の違いからカオス状態にある世界情勢、疫病被害の拡大、経済に対する不安、生活への悩み等々、慌ただしい日常生活は悩みや不安に満ちています。

 そんな俗世間で、心の平静を保つため

「本来の自己(仏性)に気付く心」

とは、どういう生き方を言うのか?

 今回、高齢者である愚生「白髭の好々爺」から、参考に成ればと思い書き残した

   「道徳理念10選」

を紹介致します。

※少しもお役に立てたら幸いです。

   大人の仕草(しぐさ)

    (道徳理念:10選)


1、 寛容の心

 ・他人を批判しない

  感情に任せて細事に囚われ、

        他人を批判しない。

 ・道徳過ぎるも不道徳

  不道徳な人程モラルが低く、

        道徳を振りかざす。


2、 利他の精神

 (克己心と惻隠の情)

  自己顕示欲に囚われて驕(おご)らず、

  デリカシーを持って相手を敬い、

  弱者を労(いたわ)る。


3、 陰徳善事(いんとくぜんじ)

  黙々と徳を積むのを日々の暮らしとし、

  善行をひけらかさない。


4、 喜捨(きしゃ)の精神

  餓鬼(欲望)に囚われず、

      「お召し上がり下さい」

  という謙虚な気持ちで施す。


5、 うかつ謝(あやま)りの心

  他人に足を踏まれても

  「イヤイヤ、ワシこそ悪かったね」

  と相手を気遣う懐(ふところ)の深さ。


6、 清貧の佇(たたず)まい

  無理な金儲けをせず、行いを潔白にして、

  貧しくも心安らかに気品ある佇まい。


7、 寸鉄の言

  人に対して誠実に真心で寄り添い、

  発する言葉に魂が宿っている。


8、 履霜之戒(りそうのいましめ)

  小さな不安や疑問に対して、前もって

  災難に遭わないよう注意して行動する。


9、 即今只今(そっこんしこん)

  (日々是好日 の精神)

  精一杯この時この場を大切にし、

  ポジティブに前向きで楽観的に生きる。


10、感謝の念

  「有るが難し」ありがとうの精神。



(おわりに)

 一休禅師が他界する時

  「困った時に開ける様に」

と弟子達に書き残した手紙があり、後世、弟子達が困った時に手紙を開けたところ

「大丈夫。心配するな 何とかなる。」

と書かれていた遺言は有名です。

 

(追記)

 道徳理念10選は、私が長年書き残した有用な教えの中から抽出した理念です。


 例えば「土下座しろ!」は、真面(まとも)な大人がする行為ではないと思う反面、逆に正しい「大人の仕草」とは、どの様な行為であるかを10選したものです。

           懐古庵主

            


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