今日という日は、もう二度と巡っては来ないことを忘れるな。
ダンテ・アリギエーリ
1265年~1321年
13世紀、イタリア最大の詩人。
フィレンツェ出身。
代表作、長編叙事詩「神曲」。
(石碑の説明)
この石碑は、当庵の南東庭にあります。
この当たり前の名言は、とかく忘れがちな事への警醒(けいせい)です。
人には、笑いや喜びがあるからこそ幸福な人生がある。
今日一日を大切にして、無駄な一日にならぬよう、明るく充実した生活を送るのが良い。
この名言は、つまり「即今只今(そっこんしこん)」の考えです。
「今」を大切に、精一杯生きる!
今日という日は、二度と戻っては来ないため、後悔のない様に過ごしたいものである。
当庵で、このダンテの碑文は人気があります。
この名言は、誰にも判り易く大概の名言集に紹介された有名な言葉です。
(おわりに)
人生には、必ず終りが来る。
此の世で関わりのある人達と、同じ時代・同じ時間・同じ場所を生きても、残された時間には人それぞれに違いがある。
人生は「一期一会」。
この石碑に刻まれたダンテの名言に触れるたび、過ぎ去った懐かしい想い出が蘇(よみがえ)り、今は亡き祖母や両親などの面影が浮かんで来る。
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