石碑紹介「信念」
【信念】 理屈を超えて、堅く心の拠(よ)り所にする精神 。
(碑文)
苦しみや困難、孤独などに屈しようとしない不退転の決意こそが信念である。
それによって目的達成に向けた熱い欲求と情熱が生まれる。
謹記
(石碑の説明)
石碑の素材は砂岩、当庵南側の庭に配置しています。
砂岩の石碑は、この石碑だけです。
砂岩は、ルーターで簡単に彫れますが、長い間には風化しやすいのが弱点です。
この碑文が砂岩に彫られたのは、「信念」に対する堅い思いを抱き、急いで石碑に残したかった為です。
その為、「信念」の石碑は、私にとって心の弱さに対し、必要不可欠な言霊(ことだま)なのかもしれません。
精神は脆弱(ぜいじゃく)です。
丸腰で戦(いくさ)に出るようなものです。
小さな刃(やいば)にすら傷つき、痛手を負えば狂ってしまう。
しかし、私が言いたいのは、そんなネガティブな事ではありません。
誰でも、裸で戦(いくさ)はできません。
鎧(よろい)が必要なのです!
それが「信念」です。
人の精神は、「信念」の鎧で覆(おお)われると強靱な力を発揮する。
1人でも偉業に突き進む爆発力を持っている。
熱意・信条・意志!
やる気と努力を引き出す
勇気・使命・義務!
信念とは、つまり、苦しみや困難、孤独などに屈しようとしない「不退転の決意」であり、その炎(ほむら)によって目的達成に向けた強い欲求と情熱が生まれる。
(おわりに)
アメリカの南極探検家リチャード・バード提督が、南極の猛吹雪の中で、
「私は孤独ではない!」
と云った名言は有名です。
そこには、鎧で覆われた強靱な「信念」と意志が伴っていました。
私は、時々、孤独や不安に襲われた時、この名言を心で念じています。
そんな時、不思議と やる気と勇気が湧いて来るのを憶(おぼ)えます。
(追記)
10月2日(土曜日)、読売新聞朝刊の静岡版「ほのぼのタウン(タウンリポーターのコーナー)」に、「古民家ギャラリー懐古庵の記事」が掲載されました。
早速、昔の友人から電話を頂いたり、新聞記事を読んで下さった方々が見学に来て下さいました。
また、サイトの認知度も次第に増加しており、皆様のご厚意に感謝しております。
長年にわたり信念にしてきた「ゲーテ思想」・「人生の罠(フォーカシング・イリュージョン)」・「惻隠の心」などのワード検索や「名句碑」に関して、サイトに対する高い評価を頂いており光栄に存じます。
これからも、有用な教えを掘り起こし、皆様のお役に立てるよう努めて参りますので、「古民家ギャラリー懐古庵」を宜しくお願い申し上げます。
懐古庵主
(名言)
自ら正しいと信ずる者は王の万軍
よりも強く、自ら正しきを疑う者は
些(いささ)かの力をも有せず。
カーライル
※参考文献
株式会社ティーケイ出版
深澤徹也発行「座右の銘」
0コメント