古民家ギャラリー懐古庵、とはー
「此処は、どういう所ですか?」と良く聞かれます。
その為、ブログでは時々懐古庵について繰り返し説明して行きたいと思います。
1 はじめに
戦後の日本では、高度経済成長によって昔の生活文化が次第に失われ、貧しくも楽しかった頃の郷愁が何処にも見当たらないことに寂しさを感じます。
私は若い頃から民俗学に興味があり、第二の職場を65歳で退職したのを機に、此処「古民家ギャラリー懐古庵」を開設しました。
幸運にも我家には、先祖が残した築100年の古民家が現存し、築明治中頃の納屋には、先祖が使った昔の道具等が豊富に残っていました。
此処「古民家ギャラリー懐古庵」では、庶民の生活文化を伝承し、故郷の郷愁や感動を思い出し、ストレス社会の中で本来の人間性を取り戻すのをビジョンとしています。
2 地域の観光拠点
古民家とは云え「まちの駅」等の幟旗が賑やかに目立ち、通行人の目を引きます。
最近、「此処は、どういう所ですか?」
と聞かれることが多くなりました。
よって、認知度が次第に上がっています。
(1)「富士市まちの駅」の一つ
施設に入ると直ぐに「まちの駅コーナー」があります。
街ブラを楽しまれる方には、一休みやトイレ使用ができます。
富士市役所富士山観光課から依頼されて、観光・イベント用チラシ及びパンフレットが置かれています。
「まちの駅」のスタンプや硬券切符も置いてあります。
(2) 楽しめる名句碑の庭
周囲には、石碑が約40個配置され、人生の指針となる「座右の銘」が彫られています。
きっと、幾つか心に刺さる言葉(寸鉄の言)が見付かると思います。
(3) 人気の「ローマ戦車」(レプリカ)
初老の方には、映画「ベンハー」の戦車競技を思い出す方がいます。
此の「ローマ戦車」は、お客様から大変人気があります。
台風シーズンには、分解して物置へ保管する事にしています。
圧巻の大きさで、お客様の感動を沢山頂いていますので、是非、ご覧下さい。
(4) 大型農具の庭先展示
道路沿いの庭先には、大型荷車・足踏み水車・半鐘等、昔の道具が展示されています。
通行人の目を引く珍しい農具に対し、多くの方が興味を持たれています。
(5) えんがわギャラリー
道路から見える東側の縁側では、季節行事に関する置物を展示しています。
今の時期、雛人形を少し飾り楽しんで頂いています。
若いお母様方が、お子さんとの散歩中に覗いて下さいます。
(6) オリジナル商品の展示販売
玄関先にて、オリジナル商品の「卓上名句碑」と「道標」を展示販売しています。
(7) 掲示板への掲示物
入口の掲示板には、各種イベント等に関するチラシを掲示しています。
掲示板の額に書かれた住所には、ちょっとしたフザケ心があります。
私が中学2年生の時に使ったノートには、自宅住所地を下の画像の様に書いてありました。
俗に「中2病」と言われる発想の様ですが、60代後半の人生を歩んで来た今、学生の頃をとても愛(いと)おしく感じています。
3 古物・雑貨品販売と野菜直売
古民家の向い自宅側には、築明治中頃の納屋があり、その一角で古物の展示や季節野菜の販売などを行なっています。
4 お客様への掲示物
(1) 懐古庵の理念(玄関前)
此の掲示物には、郷愁(ノスタルジー)の有用性などについて書かれているので、内容をご来店の際に確認して下されば幸いです。
(2) 民俗学と庶民の文化について
(コミュニティースペース内)
此の掲示物には、庶民文化の重要性などが書かれています。
その内容も ご来店の際に確認して下されば幸いです。
5 新型コロナ対策への協力依頼
玄関に入ると、検温器と消毒液が置かれています。
掲示物で、三密対策やエチケットへの協力をお願いしています。
6 雛人形の展示
現在、コミュニティースペースでは「七段飾りの雛人形」を展示しています。
コミュニティースペースでは、季節の行事に関係する物を飾り、お客様に楽しんで頂いています。
また、コミュニティースペースを各種教室・イベント等の「貸し教室」として利用しています。
3月と4月にはイベントの予約が入っており、今から楽しみにしています。
7 昔の道具の常設展示
明治・大正・昭和の懐かしい生活道具は、常設展示室にて展示しています。
入場料は、高校生以上の大人で100円、中学生以下は無料です。
8 おわりに
最近では、新型コロナウイルスの感染者数が高止まりになっており、なかなか急な減少傾向が見られていません。
そんなコロナ禍でも懐古庵の認知度が高まっており、貸し教室での予約が徐々に入ってきています。
通行人が興味を持って突然入店したり、入店者数が徐々に増えています。
そんな折り、先日、
「此処は、どういう所ですか?」
と云って、お客様がご来店下さいました。
その為、今回は大雑把ではありますが、ざっと説明した次第です。
全ての説明には至りませんでしたが、何となく判って頂けたら幸いです。
皆様のご来店をお待ちしています。
懐古庵主
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