人生、悩まず考えよう。
(名言)
生きるというのは、
考えるということである。
キケロ
1 キケロ
(紀元前106年~紀元前43年)
古代共和制ローマの政治家・哲学者。
2 解説
キケロは、沢山の名言を残した哲学者です。
その中から今回の名言を一つ、石碑に刻んであります。
人は、生きるために悩みが多い。
生まれ育った環境や経験、能力や性格、理想主義や現実主義、性善説や性悪説、等々。
人はそれぞれに考え方が違い、その結果生じるトラブルも多く、世の中には複雑な問題が沢山存在する。
トラブルがエスカレートし、妥協点が見出せない困難な問題もある。
人は行き詰まると感情的になり、白か黒かの単純二極化思考に偏りがちになる。
そんな時、悩んでも決して投げやりにはならず、禅定(ぜんじょう)即ち沈思黙考(ちんしもっこう)を忘れず、困難な課題をも静かに深く考えることが大切である。
3 まとめ
生きるというのは、(悩む事ではなく)考えるという事である。
直面する問題に対して、決して投げやりにならず本質(真実)を見極め、意識より認識で行動して、総合的・普遍的・妥当的な方法(真理)を熟慮することが大切である。
「悩む事」と「考える事」が異なる様に、「妄想」と「閃(ひらめ)き」とは違う。
悩み続けると妄想(虚言)に陥る。
しかし、諦めずに思考すれば、禅定(沈思黙考)によって閃き(真理)が必ず見付かる。
懐古庵主
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