玄関前の石碑の説明

禅名句:自(じ)未得度先度(みとくどせんど)他(た)
「自(みずか)ら未(いま)だ度(ど)(渡)を得(え)ざるに先(ま)ず他(た)を度(ど)す」

これは、道元禅師が教えた菩提心で、初出は「大般若経 巻38」とのことです。「度(ど)」は「彼岸に渡す」と解釈されますが、「満足する」に置き換えると理解し易(やす)く、「自分は未(ま)だ満足でなくても先に相手を満足させる」と説(と)かれます。

つまり「自分より先に相手を思いやる心」であり、庵主が常に心に刻み忘れてはならない大切な教えのため玄関前に配置しています。






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