「武士道」
古来、聖賢の教えにつながる孤高の精神
(二大理念)
克己心
自己顕示欲をすてて、世の為、人の為、家族の為に、自分を慰める涙を流さず、誠心誠意尽くすこと。
惻隠(そくいん)の心
弱者を労(いたわ)る真心・思い遣(や)り。
懐古庵北側の庭に配置するメインの石碑を紹介します。
日本人の精神「武士道」です。
此の石碑は、男性客に人気です。
「武士道」とは何?
何冊もの書籍を読みあさり、追求した頃がありました。
膨大な精神論を簡潔に表すのは難しく、多くの書籍からエキスを取り出して纏(まと)めるのに苦心したものです。
此の石碑の素材は大理石、製作期間に約1ヶ月掛かりました。
武士道は日本人の道徳心。
次の六つの理念で成り立っています。
①得する事ばかりを追い求めない。(市場原理主義に冒されない)
②情念を大切にする。(美の重視・跪[ひざまず]く心・精神性を尊ぶ品格)
③他人の不幸に敏感になり弱い者を労(いたわ)る。(惻隠の情)
④人の為・家族の為・子孫の為に責任を持ち、そこに命を懸(か)ける。(克己心)
⑤嘘を付かず、卑怯を憎む。(法規制のない「一番重要な道徳規準」)
・親を泣かせる。
・先祖の顔に泥を塗る。
・御天道様が見ている。
⑥高い道徳心で、自らの意志に従い行動する。(五倫五常・独立不羈)
「克己心」は座右の銘の総括。
日本人の道徳心「武士道」は、聖賢哲学の最高峰に繋がる孤高の精神です。
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