荷車の紹介

当庵所蔵の荷車を紹介します。

(1)下の画像の荷車の出処は、富士市大淵の農家(勝亦方)です。

 25年位前に頂いて物置に保管していました。かじ棒は外しています。昭和25年頃、 富士郡今泉村日吉(現和田町)にあった農機具店「吉原兄弟商会」で購入した後、直ぐに 軽四トラックに乗り換えた為、殆ど使用せずに納屋に保管してあったとの事。

 当時、我が家を訪れた80歳位の古物商の老夫婦が紹介してくれました。勝亦さんのお爺さんも当時80歳位で、私が農具の収集家と知り、あれもこれも譲ってくれました。

 此の荷車は完品で博物館級の状態です。是非、昔の道具を勉強する小学生に見て欲しいと思います。かじ棒を付けると圧巻の大きさになります。

(2)次の画像の荷車の出処は朝霧高原(牧草地帯)です。

 牛舎に保管されていたとの事。小型でブレーキ付き(原始的方法)の珍しい荷車です。

(3)次の画像の荷車の出処は、伊豆国大仁町です。

 鑑札付きの荷車で、一般的な大八車です。

(4)次の画像、右側の荷車の出処は不明。

 両側の衝立が欠損していますが、状態は非常に良好です。

(5)次の画像、左側の荷車は、町内の農家が所蔵していた物です。

 物置を解体した時に重機で割られていました。解体屋さんに頼んで頂いたのですが、近所のおじさんの手を借りて自宅まで運んで来ました。おそらく此の荷車が、私が幼少の頃、自宅前を馬や牛に牽かせて畑仕事に行くのを見た郷愁の荷車だと思います。その為、半分にカットしましたが、大切な物です。

 その他に、京都嵯峨野の花売りのお婆さんをイメージした可愛い自作の荷車(野菜販売用に使用)や、地元の農家から頂いたかじ棒が分解出来ずにガレージに展示している牛兼用の大型荷車を所蔵しています。

 荷車は、どれもレンタル可能です

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